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検査技術課のご紹介

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検査技術課には現在1名の医師と22名の臨床検査技師、1名の事務員がおり、それぞれの分野を担当しています。部門には大別して、検体検査と生理機能検査があります。検体検査部門には、一般検査、血液検査、生化学検査、血清検査、細菌検査、病理検査、輸血検査があり、生理機能検査には、脳波検査、心電図検査、超音波検査等があります。
その他、外来の採血業務、NST(栄養サポートチーム)、糖尿病指導、ICT(感染症対策委員会)等のチーム医療にも参画しています。

当科の特徴

スタッフ紹介

役職・氏名・卒業年 認定資格・専門分野等
室長
 笹生 俊一
 さそう しゅんいち
 昭和43年卒、
 昭和47年大学院卒
【資格】
日本病理学会認定病理専門医・病理専門医研修指導医・
日本臨床検査医学会臨床検査管理医
日本臨床細胞学会細胞診専門医

【専門】
外科病理一般、細胞診

一般検査

尿検査では、試験紙を用いて尿中の蛋白や糖の有無を調べており、また顕微鏡で尿中に排泄された赤血球・白血球・細菌・結晶・上皮細胞を観察し、数の増加や異常がないか検査しています。これにより腎疾患や尿路感染症を推定することができます。
便潜血検査では胃や大腸からの出血の有無を調べることができ、大腸がんの診断などに役立てられています。このほか、髄液検査や精液検査、妊娠反応検査なども行われています。


*尿中にでてくる主な成分

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血液検査

血液検査は、炎症の有無や血液疾患の診断には欠かせない基本的な検査の一つです。血液中には白血球や赤血球をはじめとする細胞成分のほかに、止血のために血液を凝集させる成分や、体内で生じた血栓を溶かす成分などが含まれています。これらを検査することで病態の診断だけでなく治療の効果判定にも役立てることができます。
血液検査は大きく血球算定検査・血液像検査・凝固検査の3つに分けることができ、採血後は即座に専用の分析装置で測定が行われます。

〈血球算定検査〉
血液中の白血球・赤血球・ヘモグロビン・血小板数を測定します。この検査により貧血や炎症の有無、血液疾患の有無を調べることができます。

〈血液像検査〉
血液中の細胞を染色しその割合を調べます。病態によって血液中に含まれる細胞の割合が異なるため病態の推定などに役立ちます。


*血液中にでてくる主な細胞

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〈凝固検査〉
血液の固まりやすさや出血の止まりにくさを測定します。PT・APTT・Fbg・FDP・D-ダイマーを測定することができ、お薬の効果を判定する際の指標にもされています。

生化学・免疫血清検査

血液・尿・穿刺液など体液の生体成分を生化学・免疫学的な方法により測定します。
患者さんから採取された血液は遠心分離機にかけて有形成分(血球)と液体成分(血清または血漿)に分離し、専用の分析装置を使って測定します。
測定成分としては電解質・無機質・蛋白質・非蛋白性窒素・糖質・脂質・酵素・ホルモン・血液ガスなどがあり、腫瘍マーカーや感染症関連検査も行っています。
生体内の成分分析は病気の診断、治療、経過観察、予防のために重要であり、精度の保証された検査情報を臨床に提供しています。


肝機能検査
 AST、ALTなど
腎機能検査
 尿素窒素、クレアチニンなど
甲状腺機能検査
 TSH、FT3、FT4
心筋関連検査
 CK、CK‐MB、トロポニンIなど
糖関連検査
 血糖、HbA1C、グリコアルブミンなど
脂質検査
 コレステロール、中性脂肪など
電解質・無機質検査
 ナトリウム、カリウム、カルシウムなど
血液ガス検査
 酸素分圧、二酸化炭素分圧、pHなど
腫瘍マーカー検査
 CEA、AFPなど
肝炎ウイルス検査
 HBs抗原、HCV抗体など

細菌検査

細菌検査では、患者の皆様から提出されたいろいろな検体、例えば痰や尿、便などを調べてその中に発熱や下痢などの原因となっている細菌があるかどうかを調べています。
細菌検査では大きく分けて次の3つの検査を行っています。


1. 塗沫検査
検体から標本を作り、顕微鏡で観察します。細菌の色や形を直接観察し、どのような菌がどれ位いるのかを調べます。

2. 培養・同定検査
細菌の検査を行うためには、ある程度の細菌の量が必要です。そのため目に見えない細菌を目に見えるほどの量にまで培養し、増殖させます。増殖させた細菌をいろいろな確認試験を行い、菌の正体を調べる検査を「培養・同定検査」といいます。

3. 薬剤感受性検査
細菌感染症の治療のために多くの抗生物質がありますが、細菌ごとに効果のある抗生物質は違ってきます。そのため、検出された細菌ごとに効く抗生剤はどれか、ということを調べるのが「薬剤感受性検査」です。
細菌検査は前述のように「培養」という過程が必要なため、結果が出るまでに早くても3~4日はかかります。また、特殊な細菌では数週間以上必要な場合もあります。ただ、最近では「迅速検査」と呼ばれる、数十分で感染の有無が判る検査も多く開発されており、当院でも次のような迅速検査項目を実施しています。


迅速検査項目
クロストリジウムディフィシル毒素検査
ノロウィルス抗原検査
ロタウィルス抗原検査
インフルエンザウィルス抗原検査
RSウィルス抗原検査
アデノウィルス抗原検査
レジオネラ尿中抗原検査
尿中肺炎球菌抗原検査
A群溶連菌抗原検査
エンドトキシン検査
β-Dグルカン検査

病理検査

病理検査の業務は、病理組織診・細胞診・病理解剖の3つからなります。
病理医 1名  臨床検査技師 5名(うち4名は細胞検査士)で担当しています。


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〈病理組織診〉
病理診断とは、内視鏡などで採取された組織の一部(生検)や、手術で切除された組織顕微鏡で観察して、病気の種類、腫瘍性病変であれば良性か悪性かを診断することです。
悪性腫瘍であればどのようなタイプの腫瘍か、また手術で採取された組織ではタイプのほかにどのくらいの深さまで癌細胞が浸潤している(深達度)か、リンパ節に転移はあるか、などの診断をしています。
術中迅速診断では、手術中に提出された材料を速やかに標本にし、診断・報告を行います。
これは、切除した断端の組織に癌細胞がないことを確認して切除範囲を決定したり、リンパ節や腹膜への癌の転移の有無、また手術前の検査で確認されていなかった病変の有無な どを診断します。
病理検査室では採取された組織から作製された標本は、主にヘマトキシリン・エオジン染色という染色をし、観察・診断します。診断の補助として、血管や、神経、筋組織などを染め分ける特殊な染色や、近年では、癌が分子標的治療薬に適応するかを判断するための染色をすることもあります。
病理組織診は最終診断になる場合が多く、分子標的治療薬のような治療に直結する場合もあり、ますます病理組織検査の重要性が増しています。
これらは、臨床検査技師が標本の作製をし、病理医が診断しています。



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臓器を顕微鏡でみられるように3μmの厚さに切っています

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〈細胞診〉
細胞から病変の性質を推定する検査です。
喀痰や尿といった排泄物、胸水や腹水などの体腔液、子宮頸部や子宮内膜からの擦過物、乳腺や甲状腺などの腫瘍に直接針を刺して採取した細胞などが検体となります。
腫瘍に針を刺して細胞を採取(穿刺吸引細胞診:ABC aspiration biopsy cytology)する時や、内視鏡を使って採取する(超音波内視鏡ガイド下穿刺法EUS-FNA:endoscopic ultrasonography guided fine needle aspiration biopsy)の際には、医師が穿刺をしますが細胞検査士が採取する場に立ち会い、採取された細胞を直ちに処理をして、顕微鏡で観察できるようにします。
細胞を顕微鏡で観察できるようにするには、パパニコロウ染色をします。それを細胞検査士が顕微鏡で観て良性か悪性かの判断をします。悪性が疑われる場合は、指導医と共に全員で検証し、最終的には指導医が診断・報告します。

〈病理解剖〉
病理解剖は、病院で亡くなった患者様の病気の原因や死因の究明、診療の際の治療効果や副作用の確認、生前には診断し得なかった病変の究明などを目的に行います。 解剖することにより、直接眼で確かめ、病理組織学的に確定診断がされて報告されます。
さらに臨床病理検討会(CPC:Clinico-Pathological Conference)が行われ、各診療科の医師が集まり病気の経過、治療の状態と解剖の結果とが検証されて、医療の質の確保・診療レベルの向上が図られます。

*当院は日本臨床細胞学会の認定施設です。
*2013年に取り扱った件数は
 病理組織検査 約3000件
 細胞診検査 約5500件
 病理解剖 11件
です

輸血検査

輸血とは、病気・外傷などによる出血や貧血の時に不足した血液成分を補充する療法です。患者さんの血液型と合う血液を安全に輸血するために、血液型・不規則抗体検査・交差適合試験などの輸血関連検査を行います。
また、輸血用血液製剤(赤血球・血漿・血小板)の発注・保管・入出庫の管理を行っています。

輸血関連検査
血液型検査
ABO血液型とRh(D)血液型を検査し、患者さんと同じ血液型の血液を輸血します。

不規則抗体検査
ABO血液型以外の血液型に対する抗体を検査します。過去の輸血や妊娠によって産生される場合があります。

交差適合試験
患者さんの血液と輸血する血液を反応させて適合性を確認します。

輸血用血液製剤
 ・赤血球製剤(RBC)
 ・血漿製剤(FFP)
 ・血小板製剤(PC)

生理機能検査

〈心電図検査〉
1.心電図検査
心電図は心臓が動く時に発生する電気的な興奮を波形として記録したものです。
ベッドに仰向けに寝て安静にし、両手、両足と胸に6ヶ所電極を付けて検査します。
不整脈、心肥大、心筋症、狭心症、心筋梗塞などがないかをみる検査です。
2.ホルター心電図
日常生活における心電図の変化を見るために、携帯可能な小型軽量の装置を身に付けて、24時間の連続した心電図を記録する検査です。
日常生活での不整脈や狭心症の出現、無自覚の発作、睡眠中の発作の検出を目的としています。
3.負荷心電図
安静な状態で運動前の心電図を記録し、その後運動で心臓に負荷をかけて心電図変化をみる検査です。労作性狭心症や運動誘発性不整脈の診断に有効な検査です。


〈呼吸機能検査〉
呼吸機能検査とは、息を大きく吸ったり吐いたりして、肺の容積や空気を出し入れする換気の機能を調べる検査です。主に肺気腫や気管支喘息、肺線維症などの病気を診断するために行う検査です。


〈超音波検査〉
ベッドに寝て、お腹や胸などにゼリーを塗り、超音波を当て、臓器や血管などを見る検査です。
体の表面から人の耳には聞こえない超音波を当て、体内の組織にぶつかってはね返ってきた反射波(エコー)を画像にする検査です。痛みはほとんどありません。
放射線の問題もなく、繰り返し行うことができる検査です。


1.腹部
主に肝臓、膵臓、腎臓、脾臓、胆嚢、膀胱、子宮や前立腺などをみます。 脂肪肝や胆石、腎結石、がんなどの病気がわかります。

2.心臓
心臓の大きさ、動き、弁の状態などを観察します。心筋梗塞や弁膜症、心臓肥大、先天性心疾患などがわかります。

3.頸動脈
首に超音波を当てて、首の左右にある動脈をみる検査です。
動脈硬化の評価や脳梗塞の原因となる血栓の存在などについて調べます。

4.下肢動脈・下肢静脈
下肢動脈検査では動脈硬化や動脈瘤などがないか調べます。
下肢静脈検査では血栓や静脈瘤、静脈弁機能不全の評価などを調べます。

5.胎児
お腹の中の赤ちゃんの発育や形態的な異常、胎盤やへその緒の異常がないかどうかなどをみます。


〈脳波検査〉
頭部などに約20個の電極を取り付け、脳から発生している微弱な電気活動を記録する検査です。この検査では脳の活動状態を記録して、脳の機能を評価します。


〈神経伝導検査〉
皮膚の上から神経に電気刺激を与え、その刺激が神経を伝わる速度を測定することで末梢神経障害の有無や障害部位を調べる検査です。
電気刺激を与える際、多少の痛みを伴います。


〈誘発電位検査〉
四肢や耳、目の神経を刺激し、脳で得られる電位を記録したものです。
誘発電位には聴性脳幹反応、視覚誘発電位、体性感覚誘発電位などの検査があります。

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