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病院のご案内

ご挨拶・基本理念

 

病院長挨拶

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 赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第一回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界191の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを生かして、「人道」を基本原則の中心に据えて活動を行う、1864年に誕生した組織です。
 日本赤十字社は、その中の世界最大の事業規模と人員を擁する一社であり、明治19年(1886年)に、前身であります博愛社病院が東京に設立されたのが始まりで、1877年、西南戦争における負傷者救護で初めての活動を行って以来、国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しています。
 八戸赤十字病院は、昭和18年8月1日、第二次世界大戦中に開設されました。終戦間際には、自院も空襲を受ける最中、手を休める事なく、医師、看護師や、育成の途中にあった看護学生1・2年生までもが、爆撃により受傷した傷病者の手術や処置にあたりました。また、その時に、大量の傷病者が一度に入院したことにより食料問題が発生致しましたが、それを解決する為に、大湊まで出向いて、海軍の長官と直接の交渉を行って食料を確保し、自院まで自分達で搬送することにより、入院患者を守り通しました。終戦直後には、国全体が混乱し困窮を極めていた中、無医村無料巡回診療を行ない、加えて、生活保護者の診療にもあたっております。戦中戦後を通じ、人道の理念を具現化する活動を行ってまいりました。  その後も、度重なる洪水や地震により当院の建物自体に甚大な損壊を被り、病院存続の危機を何度も迎えますが、粘り強く、本来の使命であります地域医療、救急・災害医療活動を継続し、そのことに対する評価と暖かい支持、御支援を受けて、それらの危機を乗り越えてまいりました。  現在は、2度の移転を経て、免震機能を有す本館と耐震機能を有す別館の2棟で、434床の病床を有する総合病院として、急性期医療、高度先進医療を、入院を中心に据えて提供しております。 
 私達は、これからも、赤十字病院として、赤十字の理念や赤十字思想の実践を通じ、先人の志ざしを受け継ぎ、災害拠点病院、八戸市救急医療施設病院群輪番制病院(救急告示病院)、地域医療支援病院の使命を果たし、医療の面から地域に貢献することに努め、地域の皆様と一緒に歩んでまいります。

平成31年4月
院長 紺野 広

病院の基本理念・及び基本方針

●基本理念
私たちは、地域の皆様の生命と健康を守るため、赤十字の理念にもとづいた信頼
される医療を実践し、「あなたの病院、わたしの病院、そして私たちの病院」として
誇れる病院づくりに最善をつくします。

 

●基本方針
私たちは、病院の基本理念を踏まえ、次の基本方針に基づいた医療の実践を目指します。
1 患者さまの権利と意思を尊重し、患者さま中心の心のこもった医療を実践します。
2 医療の安全と質の向上に努め、安心と信頼が得られる医療を提供します。
3 高度な専門知識と確実な医療技術の習得に努め、先進の医療を提供します。
4 救急医療の充実と、より高度な医療の提供に努めます。
5 急性期医療を中心に行う病院として、地域の保健・医療・福祉機関と緊密に連携し、地域医療の充実に努めます。
6 赤十字の使命である災害救護活動に積極的に取り組みます。
7 職員が一致協力して病院の健全な運営に努め、活力ある病院づくりに最善を尽します。

 

●患者さまの権利と責務
当院は、患者さまの権利と責務についてつぎのとおり表明します。
1 患者さまには、医療提供者との相互の協力関係のもと、「良質な医療を公平に受ける権利」があります。
2 患者さまには、診療に関して「十分な説明と情報の提供を受ける権利」と「十分理解できるまで質問する権利」があります。
3 患者さまには、医療従事者が提案する治療法に対して「自らの意思で決定できる権利」があります。
4 患者さまには、診療の過程で得られた「個人情報の秘密が守られる権利」があります。
5 患者さまには、医療提供者に対し患者さま自身の「健康に関する情報をできるだけ正確に提供する責務」があります。
6 患者さまには、適切な医療を受けられるよう「病院の規則を守る責務」があります。

日本赤十字社 八戸赤十字病院

〒039-1104 青森県八戸市大字田面木字中明戸2番地

tel 0178-27-3111

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